糖尿病とは
糖尿病の原因は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足によって
代謝の異常が起こることによります。
糖尿病はその病気自体よりも合併症が怖いといわれています。
なぜなら糖尿病は初期には自覚症状がないまま病状が進んでしまう病気なのです。
また一度糖尿病という診断を受けると一生治療を続けなくてはいけません。
高血糖と言われたら、症状が悪化しないように生活改善をしましょう。
糖尿病のメカニズム
●インスリンは膵臓から分泌され、血液中のブドウ糖をエネルギー源として細胞内に送り込みます。
●インスリン自体の働きが悪くなると、ブドウ糖が細胞に取り入れられず、血液中にだぶつきます。
●体は血糖値が高い状態になり、血管壁が傷ついたり、いろいろな合併症が引き起こされます。
糖尿病の患者数
糖尿病患者は年々増えていてとくに女性は20代以上の全年齢層で増えています。
WHO(世界保健機関)の調査では日本の有病率は世界第5位。
平成9年に690万人だったのが、平成14年に全国で行われた糖尿病の実態調査では、
糖尿病が強く疑われる人は740万人、糖尿病の可能性がある人は880万人、
合わせて1620万人となり、成人の約6人に一人が糖尿病か、その予備軍と考えられています。
740万人の患者数は、2030年には890万人になるだろうといわれています。
ちなみに1位から、インド、中国、アメリカ、インドネシア。
糖尿病は現代病
糖尿病が急増しているのは、食生活の欧米化、運動不足、ストレスの増大などが
原因と考えられており、現代社会を生きる私たちの生活の中に糖尿病の誘因があるのです。
糖尿病は全身の血管が気づかないうちに傷つき、深刻な合併症を引き起こす病気。
生活を改善して糖尿病を予防しましょう。
糖尿病の三大合併症とは
糖尿病網膜症 進行すると視力が低下、失明することも。
糖尿病腎症 腎機能が低下、進行すると腎不全になり人工透析が必要になることも。
糖尿病神経障害 手足のしびれや違和感を感じる症状。
その他の合併症
脳梗塞
心筋梗塞
壊疸
白内障
緑内障
感染症
皮膚病
歯周病
インポテンツ
あなたは糖尿病?
以下に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
3つ以上当てはまると糖尿病になる確率が高いとされています。
清涼飲料水をよく飲む
スナック菓子をよく食べるく
魚より肉をよく食べる
あまり歩かずいつも自動車を使う
定期的な運動をしていない
ストレスが多いと感じている
20代より体重が10%以上増えた
太っていた時期がある
親、兄弟に糖尿病の人がいる
現在40代以上である
糖尿病を防ぐための食事
肉を減らす。食べるなら魚か鶏のササミを。
パスタ、シリアル、麦などの精製度の低い穀物をとる。
野菜、豆類、ナッツ類、キノコ類、海藻類をたっぷりとる。
デザートには果物を。ただし食べ過ぎには注意。
ゆっくり咬んで楽しく食べる。
腹八分目を守り、規則正しく食べる。
食事日記をつけ、食生活を改善しましょう。
糖尿病を防ぐための運動
運動には以下の効果があります。
●インスリンの作用を強くして血糖値を下げます。
●体力や筋力の低下を防ぎます。
●肥満を防ぎます。
糖尿病を防ぐため、糖質と脂肪の両方を消費する有酸素運動が適しています。
おすすめは、いつでもどこでもできる1日30分程度のウォーキング。
運動の効果は3〜4日しか持たないので一日置きを目安にします。
ウォーキングの前後にはストレッチをしてケガや疲労蓄積を防ぎましょう。
肥満気味の人には膝に負担のかかりにくい水中歩行がおすすめ。
いずれも楽しみながらストレスを溜めずに行うことがポイントです。
糖尿病を防ぐための年齢別運動所要量
30代 一週間当り170分・目標心拍数125回/分
40代 一週間当り160分・目標心拍数120回/分
50代 一週間当り150分・目標心拍数115回/分
60代 一週間当り140分・目標心拍数110回/分
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発行年月:2006年02月
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【目次】
1 糖尿病―疾患の考え方/2 診断/3 治療/4 食事療法/5 運動療法/6 薬物療法/7 低血糖およびシックデイ/8 糖尿病合併症とその対策/9 専門医に依頼すべきポイント