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あなたの薬代が半額になる!こうしたら買える!話題のジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品とは、
ある薬品の特許が切れた後に、同じ成分で別の製薬会社から発売される薬のこと。
「後発医薬品」とも呼ばれ、先発品と同等の効果・効能がありながら安価(平均半額程度)。

外資系など新薬組ぞくぞく参入

新薬の世界大手ノバルティス(スイス)傘下で
後発品世界第2位のサンド(ドイツ)が日本市場へ参入。

後発品世界1位のテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ
(イスラエル)や、インド系メーカーも
07〜08年度に日本市場への製品投入を計画する。
インドは後発品生産量が多く、輸出に力を入れる。

日本ケミファは、インドの後発品最大手と共同開発した後発品を
昨年発売し「予想を上回る売れ行き」と話す。

キョーリングループは昨年、後発品の東洋ファルマー(金沢市)
を子会社化し「新薬事業を後発品で補い、経営安定を図る」という。

田辺製薬も5月に参入を表明した。

ジェネリック医薬品はなぜ安いのか

副作用などが起こることのないよう、新薬開発には莫大な開発費がかかっています。
新薬(=先発品)は特許によって20〜25年間保護され、
メーカーはこの間に薬を独占的に製造・販売します。

後発品の場合、特許の切れた新薬と同じ成分のまま製造されるため、
臨床試験などが省略でき、先発品の20%〜70%ほどの価格に設定できます。

ジェネリック医薬品は患者の負担を軽くする

抗アレルギー剤「塩酸エピナスチン」を毎日1錠ずつ3カ月間服用する場合、
ある後発品では、大手メーカーの先発品よりも約9500円安く、患者負担は約2850円軽くなります。

ただ、薬代の大半を保険で賄う今の医療制度では、
患者が一回に支払う薬代で新薬の場合と後発薬の場合との差は、
数十〜数百円程度がほとんどとみられます。

患者にとってのメリットが大きいのは、
服用期間の長い慢性疾患などの薬に限られそうです。

ジェネリック医薬品は医療費を抑制する

国内の一年間の総医療費はおよそ30兆円。そのうち薬剤費が約二割の6兆円。
特許期限の切れた代替可能な先発品をジェネリック医薬品に変えると、
年間約一兆円の医療費が削減されると試算されています。

厚生労働省のジェネリック医薬品普及の取り組み

厚生労働省は今年4月から、患者が積極的に後発品を選択できるよう処方せんの様式を変え、
「後発医薬品への変更可」という医師のチェック欄をつくって、患者の希望があれば
医師が判断した上で後発品を選べるようにしています。

しかし、処方せんの様式変更に伴う売り上げ増は業界全体で一割程度にとどまっているもよう。
2004年度の後発品の国内シェアは数量ベースで16.8%、金額ベースでは5.2%にすぎず、
国内シェアが五割前後というアメリカ、ドイツ、イギリスとは差があります。

ジェネリック医薬品が普及しない理由

●医師にとっては使い慣れた先発品の方が、安心して処方できる。
 後発品メーカーは規模が小さく、知名度も低い。
●後発品は種類が多く、新たに名前や薬の特徴を覚えるのが大変。
 人気の薬は先発品1につき10もの後発品が発売されることもある。
●院内処方の医院にとっては、在庫の増加が問題。
 流通する薬はおよそ13,000種類もあって、後発品をすべて一店舗でそろえるのは無理。
●品質を判断する詳細なデータが少なく安心して勧められるのかわからない。

というのが今のところジェネリック医薬品が普及しない原因だと考えられています。

またメーカーにとっても、後発品の薬価は新薬の約2〜7割と
利幅が小さく、有効成分が同じなので価格競争も熾烈。
楽に稼げる商品ではないのです。

「後発品の売り上げは順調だが、収益面では苦戦している」
というのが2006年現在の状況のようです。

ジェネリック医薬品の問題点

厚生労働省では、過去の後発品にまでさかのぼった品質再評価の検査が年度内に完了する予定。
先発品と後発品の違いは添加物の違いで有効成分は同じだといいます。

しかし、ある研究結果で、薬の効き具合が先発品の18%しかない後発品がみつかるなど
「添加物などを含む薬では同等性を問うのが難しい面がある」とする教授もいます。

後発品メーカーが再評価検査で提出するのは自社で作成した書類であるということもあり、
第三者機関が品質をチェックする欧米並みの仕組みが必要だと思われます。

ジェネリック医薬品のこれから

ジェネリック医薬品がなぜ安いのかわからない。その不思議が不信感になっている。
そもそも『ジェネリック医薬品』って何?という消費者(患者)も多いはず。

後発品メーカーは今後、ジェネリック医薬品がなぜ安いのか、本当に信頼できるのか
ということを伝えていかなくてはいけないでしょう。

患者の側からすれば、価格の高低だけで複数の薬から一つを選ぶのは簡単ではありません。
けれども、医師の処方せん通りに受け取るだけだった薬について関心を持ち、
自分で調べたり、医師に相談したりするよい機会となるでしょう。

なお、先発品と後発品の差額などは、各種団体がインターネット上で公開しています。
まず【ジェネリック医薬品】で検索してみましょう。

ジェネリック医薬品を処方してもらう

今までの薬から、ジェネリック医薬品に変えて欲しいのに、言いづらい
という人のために「ジェネリック医薬品お願いカード」が用意されました。

ジェネリック医薬品の普及促進を目的に設立された『日本ジェネリック研究会』のサイトから
カードの画像をダウンロードして印刷して、受診の際、窓口に出しましょう。

日本ジェネリック研究会のサイトはこちら。
http://www.ge-academy.org/

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【目次】
第1章 医療と薬剤費最前線―いま、病院からもらう薬代を半額にできる/第2章 医療費に対するコスト意識を持とう―日本は薬代が高いのか/第3章 新薬はなぜ高いのか?―ジェネリック医薬品をご存じですか/第4章 生活習慣病のケースで検証する―症例別に見た、ジェネリック医薬品で薬代がどれほど安くなるか/第5章 味、大きさ、取り扱いやすさの工夫も!―ジェネリック医薬品は安全か、品質を検証する/第6章 諸外国のジェネリック医薬品普及率が高い理由―奨励先進国アメリカ、ヨーロッパ諸国のお家事情/第7章 国もやっとジェネリック医薬品奨励策を打ち出した―なぜ普及しない、日本の場合/第8章 医者のホンネとタテマエを知る―ジェネリック医薬品を使いたいあなたへのアドバイス/第9章 ここで相談すれば大丈夫―ジェネリック医薬品を処方する病院・医院リスト/第10章 医薬分業をさらに推し進めよう―日本医療界の変遷とジェネリック医薬品の展望/巻末付録2004年度版 新薬VSジェネリック医薬品銘柄価格比較一覧表
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